おばけ山
2009.04.03 17:24|六感|
―恐怖体験―
某地方に気分転換へ行きました。
新車のレンタカーを借りました。
到着後、特に観光名所もないので
「夜景がきれいな山」があるとのネット情報を知り、
行くことに。
途中に寄った回転寿司屋で
「あ。○○山にいかなきゃね」
と口にすると、
数席離れて座っていた和かいカップルが
ぎょっとした顔でこちらを一瞬振り向いたのに気づいた。
(・・・??)
何かイケナイのかなと不安がよぎったが、
ナビで案内してもらって出発。
どんどん奥深い山の中に・・・。
「こんなとこと・・・?」と不安になっていると
いきなりナビが「ここを右折です。」と言いました。
「え!!」と右を見ると
そこは何も見えない細くて急な坂道・・・
その先に道があるのかどうかさえみえないのです・・・。
「イヤ!やめよう!」
霊感も全く信じないカレも、ゾっとするような場所でした。
しかし、Uターンできる場所もなく
とりあえず直進することに
ナビも道案内をしなくなり
「自宅へ帰る」設定をしても「・・・・」無言のまま―
ただひたすら直進をしているといきなり左右の分かれ道に・・・
標識もなくナビも表示しない・・・
直感で「右!右!」と右に。
山を下っていると
いきなり「アレ・・・・・?」っと運転中のカレが。
ガコガガガッガ・・・・車から異音が・・・。
「なんで?勝手にサイドが・・・。」
下り道を走っている最中に勝手にサイドがかかった様子。
「とりあえず一旦エンジン切るよ」と。
サイドを解除しても表示が全く消えない。
ブルゥゥゥゥゥン・・・・と空ふかしの音だけが響く
それがさらに恐怖心を煽る。
「帰りたい。帰りたい」
心の中でずっと念じ、
ようやくふもとに・・・
安心感を置くためにコンビニに。
そこで借りたトイレの鏡に映っていた私の顔は
血の気がひいた幽霊のような顔だった。
コレはヤバイと、急遽帰りに実家へ寄ることに・・・。
事情をまだ知らない母親と妹がそろって
「ナニおねぇちゃん、幽霊みたいな顔して・・・」
と。
背中をさすってもらっている中も鳥肌がとまらなかったが
事情を話し、しばらくすると
ようやく寒気がとれてきました。
数日後、ネットをみていたカレが・・・。
「あそこの山、数ヶ月前にも自殺があって、
先月は赤ちゃんの死体が発見されたり
自殺の名所だって・・・」